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2013年2月21日(木)の日記

ブレイジン・フリザード


 ずっと会社を休んでいた同僚の見舞いに行ってきた。

 最初の数日は体調不良を訴えていた彼だったが、やがて会社からの電話に出なくなり、音信不通のまま3週間が過ぎようとしている。かろうじて彼とネット上つながりのある友人に聞いたところ、彼はすっかり昼夜逆転生活を送り、家に引きこもってしまっているらしい。
 見かねた上司の方から、誰か見て来いとのお達しがあって、私が行くことになったのだが、数いる彼の同期の中で私が選ばれた理由は、私の家から会社に行く途中に彼の家があるから、という単純なもので、彼とは特別仲がいいわけでもなかった。
 見舞いを理由に早めに退社した私は、途中の道でケーキを買って彼の家を尋ねた。
 
 おーい、具合は大丈夫かー? ケーキ買ってきたよー。
 
 薄っぺらいドアの向こうから聞こえた彼の声は、思いのほか嬉しそうだ。その声だけから判断するに、どうやら心を閉ざした系の理由ではないらしい。一緒に食べよう、と、私が声をかけると、ドアをはさんだ彼から、周りに鳩はいる? という、不可思議な返事が返ってきた。予想外の返答に、周りを見渡してから鳩がいないことを告げると、答えを待っていたかのように薄っぺらいドアが最小限の広さに開かれ、そこから伸びてきた腕に引き込まれるように、私は彼の部屋に迎え入れられた。
 引きこもっていたことが一目瞭然でわかる、雑然とした部屋。その真ん中の床には万年床が敷いてあり、ドアを閉めた彼は、その布団が定位置であるかのように慣れた動きでその上に座った。座ったというよりは、ピタッと収まった感じだ。
 ボサボサの頭に伸び放題の無精ひげ、ヨレヨレのパジャマ。不摂生を絵に描いたような姿ではあったが、肌艶だけは、引きこもっている人間とは思えないほどつやつやと健康的であったことが、妙に心にひっかかった。

 彼の入れてくれたコーヒーを飲みながら、私の買ってきたケーキを2人でつついて、しばらく話をした。会社の誰がやめたとか、誰と誰が付き合っていたとか、そんな他愛もない話だ。彼はまるで、久しぶりに人と話せたのが嬉しいみたいに、そんな他愛のない話でも喜んで聞いてくれた。彼も自分の近況をいくつか話してくれたが、その殆どがテレビかネットの話であった。引きこもっていたなら無理もないが。このケーキが、昼夜逆転している彼にとっては朝食であったらしく、美味い美味いと頬張る彼の姿は、心身ともにどこも病んでいないように見える。
  
 ケーキを食べ終わった頃、私は意を決して、それとなく、休みの理由を尋ねた。笑顔だった彼の顔が少しこわばったのを感じた。

 
 魔女に魔法をかけられたのだ、と、彼はこぼした。
 
 
 悪い女に引っかかったことの比喩のようにも聞こえるが、どうやら比喩ではないらしい。黒いローブを着て、顔が青白くて、魔法の杖を持った、いわゆるあの「魔女」に会った、と彼は言うのだ。
 では、その魔女に家から出られなくなる魔法でもかけられたのか、と尋ねれば、彼は目を伏せて首を振り、呟くように
 「ううん、不老不死。」
 と答えた。
  
 どういう経緯でか、魔女に不老不死の魔法をかけられた彼は、何者にも脅かされない、不滅の命を授かった。
 ただ、魔女とて万能ではない。その魔女にもたった一つ苦手なものがあった。それは平和の象徴である鳩。不老不死とは言ったが、正確に言えば

「鳩以外のいかなるものからも命を脅かされることがなくなる魔法」

 をかけられたのである。
 
 
 それ以来、彼は鳩が怖くて外に出られないのだそうだ。
 
 せっかく魔法がかかったのに、おかしな話だな。
 と私が笑うと、
 お前も俺のようになってみないとわからんよ。
 と、彼は虚ろに笑った。

 
 
 すっかり長居して日付も変わりそうな頃になってようやく、私は彼の部屋を出た。

 上空を見渡す。
 コンドルがいないことを確認して帰路につく。


 日本でよかったとつくづく思う。
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[ 2013/02/21 00:00 ] ゼロ | TB(-) | CM(2)

2013年2月14日(木)の日記

2013鬼


 モモタロウさん モモタロウさん お腰につけたキビダンゴ ひとつ私に下さいな

 そう言って寄ってきた犬、猿、雉を従え、桃太郎は鬼ヶ島へ鬼の征伐に向かった。ここまでは日本人ならば誰もが知るところかと思う。
 しかし、鬼ヶ島はその名のとおり島である。桃太郎ご一行が打って出るには、まず海を越えねばならない。児童向けの絵本などでは、桃太郎が犬猿雉と小舟に乗り、敵の本拠地に向かって大海原へ漕ぎ出す場面が描かれていることが多いが、一体この舟は、どこから持ってきたものなのであろうか。
 桃太郎が、家からわざわざ舟を引いてきたとは考えにくい。いくら日本一とはいえ、子供にその重労働は酷だろう。海岸にたまたま打ち捨てられていた舟だとしたら初期計画がズサン過ぎるし、皆が恐れる鬼ヶ島まで、あえて渡し舟を出す者がいたとも考えにくい。漁師だって大事な商売道具の舟を貸したりはしないだろう。
 では、彼らの乗る「舟」とは、一体何だったのか。





 底冷えのする節分の夜のことである。
 鬼に向かって豆を撒かんと振り上げた私の腕を、後ろから強く止めるものがあった。振り返れば鬼である。

「豆マキ、ダメ!! 豆、ブツケチャイケナイ!!」

 はて、何故今更鬼が止めるのだ。というかお前は去年まで普通に喋れていただろう、と、疑問をなげかける暇もなく、後ろからやってきた鬼は一足に私を飛び越し、最初から部屋にいた鬼に向かって猛烈な勢いのタックルを決めた! 不意の攻撃を喰らった鬼は窓をぶち破り表へとはじき飛ばされる。その衝撃で鬼の仮面がはずれ、その下から醜い機械の顔が露出した。
「ギギーッ!!」
 吹っ飛んだ鬼が機械音の叫び声を上げたかと思うと、なんとその体は淡く光り、次の瞬間、空中で大爆発を起こしたのである!!
 真昼のように眩しい光と、轟音、爆風がアパート全体を襲った。


 爆風が止むのを待って、ゆっくりと目を開けると、鬼の大きな背中が目の前にあった。私を爆発からかばってくれていたのだ。
 外では立木がパチパチと燃えている。爆風で吹き込んだガラスの破片を踏み、鬼はゆっくりと私の方へ振り返った。

「大丈夫カ。アレハ、鬼マイン。衝撃与エルト自爆スル。アナタ、トテモ危ナカッタ。危機一髪。」
 そうだったのか……ありがとう、助かったよ。そう礼を告げるも、鬼の目にまだ安堵の表情はない。
「……今年ノ節分、殆ドノ鬼ガ 鬼マインニサレテイル。私、セメテアナタダケデモ 助カッテ欲……

 鬼の言葉は爆音で遮られた。
 遠くで鬼マインが自爆する音。続いて近くで連続する爆音。誘われるように、向かいの家からも爆音が轟く。日本のお父さんが会社から帰ってくる平均的な時間を迎え、各家で一斉に豆まきが始まってしまったのだ!! 鬼マインの存在を知らない人々による、戦慄の豆まきが繰り広げられる。
 あぁっ、やめろ! やめろっ!! 豆を撒くのをやめろっ!! 悲痛な叫びは、絶え間なく生じる爆音にかき消されていく。
 鬼は悲しい目をして囁いた。

「……今夜ハ奴ラ、人間と決着、ツケヨウトシテル。計画ハ動キ出シタ。残念ダケレド 私ニハ止メラレナイ。」

 どこかで電線が切れたのだろう。街全体がブツリ、と暗くなったが、2月の夜空だけが、地獄の紅に燃えていた。




「……貴様ぁ、鬼が人間を助けるのは御法度だと知っているだろう。」

 突如背後から響いた唸る獣のような声。
 振り返ればそこには身の丈2,5mはあろうかという大男が、玄関のドアを破壊して立っていた。
 頭には2本の角。上半身は裸。背中には大きな刀を背負っている。鬼を模したその仮面から、フシュウと排気が漏れた。
 
 状況が全く飲み込めずにいた私だったが、その男を見た鬼が、尋常ではない怯え方をしているということだけははっきりとわかった。膝がブルブルと震える振動、歯がガチガチと噛み鳴らされる音が、見なくともわかるレベルで伝わってくるのだ。

「ア、オ、鬼侍ィィィ!」
「貴様、人間に与するとは何事か! 我らが30万の同朋を失った忌まわしき『桃太郎の悲劇』、忘れた訳ではあるまいな……」


 鬼侍と呼ばれた男は、朗々と語り始める。誰も知らない鬼と人間の争いの歴史を。
 
 遙か昔、人間の尖兵である戦士「桃太郎」の侵攻によって、鬼たちは多くの仲間を失い、保有していた財産もあらかた奪われてしまった。
 残された鬼たちはすぐさま反撃に出たが、一度勢いのついた人間はこれに抵抗し、戦いは泥沼の様相に陥る。その後も戦いは果てしなく続き、ある時は異教徒、ある時はテロリスト、ある時は学生運動、ある時はキレる17歳、ある時はネット犯罪者と名前を変えながらも、鬼たちは粘り強く戦い、一度は数の不利を押し返す戦いを見せたが、近年になって人間側は、桃太郎の進化系である究極戦士、桃太郎侍を打ち立てることにより、鬼たちを圧倒。桃太郎侍の呼び出す犬10万頭、猿8万匹、雉24億羽の大軍勢の前に、鬼たちはもはや全滅を待つのみ、という状況にまで追いやられてしまったのである。

 鬼たちは最後の賭けに出た。鬼400万体の肉体を素材とした、アンチ桃太郎侍用決戦兵器、鬼侍を生み出したのである。
 その鬼侍を指揮官とした人類と鬼とのラストハルマゲドン、最終決戦が行われるのがまさしくこの日であった。そうこうしているうちにも、全国では玉砕覚悟で鬼マインへの改造手術を受けた鬼たちと、24億18万粒の毒キビ団子による総攻撃が行われていたのだ。
 
 
 
「計画を知った人間は消さねばならん。もちろん、裏切り者も一緒にな……。」 
 えっ、結果お前が一番損害を出しているのでは!? 計画も今殆どお前から聞いたし、と、不思議がる暇もなく、私の体は強く壁に打ち付けられた。痛みに細めた目に映ったのは、私を押しのけ、鬼侍に突撃する鬼の後姿だった。
 鬼は鬼侍に組み付こうと、両手を広げて飛びかかる。しかし、鬼侍の脚はそれを超える反応速度で垂直に上がり、自分の身の丈よりも高くにある鬼の額を足裏で捉え、そのまま踏み敷くように鬼を地面へと叩きつけたのだ!!
 「ガハァァッ!!」
 鬼はジタバタともがくが、鬼侍の脚力がそれを強力に踏みつけて逃がさない。
 鬼侍がこちらを向き、ヌラリ、と刀を抜いた。
 ノコギリのように邪悪な刃が、爆炎を受けて光る。


 もうダメだ……。
 諦めかけたその時である。


「ひとーつ 人の世の生き血を啜り……」
 
 家の外から突然のいい声。
 鬼侍の表情が一瞬にして緊張の色を帯びた。
 
「ふたーつ 不埒な悪行三昧……」
「どこにいやがる!! 勝負だ!! 出てきやがれ!!」
 鬼侍は刀を振り上げて怒鳴りだす。
 
「みっつ 醜い浮世の鬼めっ!! くらえっ!!」
 四つめを数えずに突如撃ち込まれる巨大な弾丸。あれは何だ!? あれは……大豆だ!! ラグビーボール大の大豆が、鬼侍めがけて戦車砲のように撃ち込まれたのだ!!
 思わぬ不意打ちに、鬼侍も咄嗟に刀でそれを防いだが、刀が砕け、入ってきた玄関から外に吹き飛ばされてしまった。
 驚いて声のした方を見れば、逆光に照らされて、バズーカ砲を構えた男のシルエットが!!
 うわーっ、桃太郎侍だ!! テレビで見るよりずっとかっこいい!!
 
「いやぁ、危なかったね、大丈夫だったかい?」
 自らの背後をクイズ番組の解答者席めいた電飾でビカビカ光らせながら、桃太郎侍はダンディーに声をかけてきた。その傍らに立つ男たちは、決戦用に改造された犬侍、猿侍、雉侍だ。中途半端に人間で気持ち悪い!!
「今夜、鬼たちが大規模な攻撃を仕掛けてくると、対鬼ナントカカントカ組合、通称『DONBURA.CO』から連絡が入ってね。」
 そう言いながら、桃太郎侍が手元のコンソールを操作すると、空中に待機していたヘリからマニュピレーター付きのクレーンアームが伸びて、吹き飛ばされ倒れている鬼侍を回収した。

「まだ爆発していない鬼マインも全て回収完了だぜ! 見ての通り、犬10万頭、猿8万匹、雉24億羽もみんな無事だ!!」
 桃太郎侍が親指で指す方向には、工場と見まごうばかりに巨大なホバークラフトが、動物を満載して待機していた。
 よかった、みんな無事だったんだ。
「さすが、初代桃太郎も使ったと言われる大八車、積載量が違うな。」
 大八車? あれが? 戦車師団だって積めそうなその大八車と呼ばれるホバークラフトは、重厚な作りに反して、表面だけ申し訳程度に年季の入った木目調であった。

 そうか。
 桃太郎は鬼ヶ島へ渡るための舟をどこから調達してきたのか。私はそこばかりが気になっていたが、帰りに鬼たちの金銀財宝を積んでいた大八車だって、どこから持ってきたかわからないものなのだ。しかしその大八車が、目の前にある巨大なホバークラフトだとすると、それを舟として海を超えることなど造作もないことだろう。舟と大八車は、同一のものだったのだ。それに、その巨大さなら、たった1人と3匹で鬼ヶ島を陥落できたこともなんとなく納得できる。
 
 
 桃太郎侍はヘリのロープを掴み、お茶目にウインクをすると、上空へと去って行った。
 それを合図にホバークラフトも謎の力で浮上を始め、ヘリのあとに続いて遙かな空へと飛び去っていった。
 
 いやいやいやいや、まさか飛べるとまでは思わなんだが、その光景を見ながら私は、自分の予想が半分当たっていた興奮と、そんな積載量で金銀財宝を持って行かれたら、そら鬼だって怒るわな、という、至極真っ当な感情を覚えていたのである。
[ 2013/02/14 00:00 ] 節分 | TB(-) | CM(0)

2013年2月11日(月)の日記

パンク&バラード ワールド4風


 ワンフェスに行ってまいりました。皆様お疲れ様でした。


 電車を乗り継ぎ、お昼前になんとか会場に到着。自分の目当てのものとお土産を購入した後は、一人で各ブースを端から順に回っておりました。
 会場は色々とマニアックなジャンルの方々が集い、植芝理一先生の描く大学生の飲み会の様相を呈しておりました。趣味も年代も違うそれぞれのこだわりと主張が、互いに交じり合うことなく原色のまま濁流のように流れているといえば伝わり良いでしょうか。更にその会場内にはいろいろなコスプレをした人達もウロウロしており、混迷を極める一方です。
 そんな中、私が一人で会場を回っている際に、スキンヘッドに普通のTシャツ(無地)を着て、手に斧を持った巨漢の方とすれ違ったのですが、私が知らないだけで、そういうキャラクターがいるのでしょうか。それとも、たまたま会場にまぎれこんだ「そういう人」だったのでしょうか。仮に後者だったとして、それすらも許してしまう会場の雰囲気が不安でなりません。
 警察や機動隊を呼んだとして、はたしてそいつらも本物かどうか。

 途中、GO!さんに挨拶をして、ファーブニルを見せていただいた後、ぎゃりあさんのブース前に集まっていた他の方々と会い、そこからしばらくN2さん、宮臓さんと私の3人で、ロックマン関連の立体物を出しているブースを周らせていただきました。ついでに、今回の絵のパンクとバラードは、ぎゃりあさんのブース用に描かせていただいたものを加工したものです。
 ……と、他の人の名前をたくさん出すと、まるで私に友達がいっぱいいるみたいに見えるでしょ?
 見ないで! 私の本質を見ないで!


 ロックマンシリーズを扱っていおられるブースを見て回った印象としては、対象シリーズのバラつきが広がったような感じがありました。今回は取り扱われているシリーズが無印、DASH、ゼロ、EXE、流星、ZXと幅広く、一時はゼロシリーズしか見なかったようなものなのに、時間が経ち、皆の興味が全体に満遍なく戻りつつあることを表しているかのように感じました。Xシリーズは、公式に立体物が出ちゃったというのも、影響としては大きいかもしれません。Xシリーズは、敵サイドの拾われ方がどうしても弱い気がするのです。その点、無印は8ボスを選んでもOKの風潮ができてきたので、全方向に強いですよね。

 その後も関係者各位とお話をしたりして、その場のパッションを翌日の陽が昇るまで保ち続けたいのもやまやまだったのですが、イベントの終わりぎわには早々に疲労とコーヒー切れからおこる頭痛に苛まれ、全身にヒビを入れながら、石垣の隙間からフラフラと三途の川へ帰って行ったのでした。
 時間とカフェインが許せば、もっといろんなお話がしたかったです。



 さて。
 以前、私の絵を元にパンクを作っていただいた、Planeswalkerのぎゃりあさんのブースで、お店番をしていた宮臓さんも交えてしばらくお話をさせていただいたのですが、パンクも無事完売したとのこと、さすがでございます。売れたのはもちろん、ぎゃりあさんの立体センスと技術力の賜物であることは疑う余地もないものですが、私はパンクが完売するという、世の中のそういう流れが嬉しくてたまらなかったのです。エンカー完売よりも、パンク完売の方がその感は些か大きいか。
 女の子やそこらにばかりものの価値が集まり、ロボットも痩せ細る一方という昨今、女の子でもなければ主人公でもなく、かといって永遠のライバルでもなく、アーマーを脱ぐとかっこいい男の人が出てくるわけでもなく、有名な声優さんが声を当てているわけでもなく、ネットでネタにされて人気が出たわけでもない敵ロボットのパンクが、人々の需要があって完売したという点に、私には希望の光が眩しく差し込んで見えたのです。
 潜在的ながらも仲間はいる、と。
 敵キャラ達に未来はある、と。

 先日自分で描いたガード・オロティックの絵も、たくさんの方に見ていただけていたようで大変ありがたく思っておりますが、この絵の主題はゼロじゃなくてガード・オロティックなんですよ。私はこの絵をガード・オロティックの絵だと思って描いたのですが、見た人は恐らくゼロの絵だと思っていたであろうことは、なんとなく察しが付きます。
 しかし、たくさんの方に見ていただけた絵のモチーフに、人型の8ボスですらないガード・オロティックが描かれていた、という事実は残ったわけで、それだけでわりかし満足しているのです。
 言うなれば、ポテトサラダの付け合せにハンバーグを乗っけちゃったような感じ。そりゃハンバーグがメインだと思われても仕方ないわな。
 もっと前に描いたヒッタイト・ホッタイドの絵もそんな感じです。あれは、ヒッタイト・ホッタイドの絵です。

 声の大きい人の叫ぶ意見が主流の意見ではありませんが、価値観の多様化と言われていても、お金が動く一方向へと価値観が固化している昨今に、売上などの関係ない絵を描いている自分などはせめて、埋もれた価値を掘り起こして、土を耕すように、いろいろな生き物が住める土壌が作れたら良いなと思っているのです。


 それで仲間がたくさん増えたら、コーヒーがきれるまで話したいことが山ほどあります。
 というかマッシモ作って下さいよ、マッシモ。
[ 2013/02/11 00:00 ] 無印 | TB(-) | CM(3)
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Author:ナポ
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